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友愛 共に生きる 四版 夏号

このままでいいの?
 平成10年頃から人としてびっくりする事件が毎日のように報道されています。
・親が子どもを虐待し、死に至らしめた。
・「人を殺したかった」という小学生・中学生等。
年齢に関係はありません。人間は、どうなってしまったのでしょう。私たち大人が成人として若者の手本になるよう努力しなくてはと思いませんか?
 人は人として生まれた瞬間から母親、そして父親、家族、幼稚園、学校の先生や友人、本やインターネットの情報などからも影響を受けて育ちます。
したがって、子供たちだけでなく私たちも色々な経験を通して、生きる目標を見つけ成長していかなければならないのです。いかがでしょうか?
 ところがもし、この、こうなりたいと願うモデル的なものが見つからなかったらどうでしょう。自分勝手な損得勘定だけで物事を判断し行動したらどうなるでしょう。人間が人間でなくなってしまいます。

家庭の役割
現代は
個人の自由だよ
私の権利だからなどという考えを表に出し、当然だと思い込んでいる人が大勢いませんか?他人を思いやる気持ちなど持ち合わせていません。 自分勝手主義が大手を振って罷り通っています。人間らしい人間に育っていません。周囲の人を大切な人なんだと尊ぶことができていないのです。
家庭の役割とは、
子供を自立させ、家族の一人として社会の一員として誇りと責任を持って生きていけるように教えてやることだと思います。人との関わりがその人の幸せを左右します。
人を愛することができるか。人から愛されているか。自分のことだけでなく他人のことも考えてやれるような教育をしているか。
どれだけ子供に「ガマン」をする心を育てているか。ガマンとは、ブレーキと考えていただければよいと思います。我が子をブレーキの効かない欠陥者にしないためにどれくらい「ガマン」をさせているかです。
親子関係は?
親は友人か知人なみになっていませんか?今時の高校生を見て下さい。雨でも降ればどうでしょう。校門の近くは送り迎えの車でいっぱいです。 これでは我慢や逞しさは育ちません。親がわざわざ「ラク」をさせているのです。

未体験?
 今の若い人は叱られた経験がないから叱るとすぐペシャンコになってしまします。仕事もすぐ投げ出してしまう。すぐ休んだりもする。親に叱られたこともなく、小、中、高校の先生も叱らなかったかも知れません。 叱ると傷つくからという理由で叱らなければ幼少期の過保護の状態をそのまま持ち続け、あげく一生過保護で過ごす事になりかねないのでは。毅然としたところのない、もやし人間、骨抜き人間で終始してしまう。 無傷で育てて子供のまま大人になっているのではと思われる人もいます。いかがでしょうか?

子供の脳が危ない!! ゲーム脳の恐怖月刊「MOKU」より
近頃の子供たちの変化
・注意散漫で落ち着いて人の話が聞けない
・すぐカッとなってキレる
・先々を考えて行動ができない
・無表情な顔に、力のない目・・・
・子供同士の関わり合いができにくい
・創造性を養えない

人間らしさを司る前頭前野が壊れる
 前頭前野というのはヒトで最も発達した脳の領域で、意欲、理性、注意、作業記憶、情動抑制などを司り、人間らしさを保つために重要な働きをします。 成長期にある子供たちがテレビゲームをやり過ぎると、脳の発達に大きな影響を与え、この前頭前野の機能が低下してしまうのです。特にアナログ脳と言われ、イメージや心や感性に関係する右脳の前頭前野の機能が極端に低下します。 さらにデジタル脳と言われている左脳前頭前野も低下した状態になると論理性がなくなり、物を理解する事が困難になると考えられます。このような状態を「ゲーム脳」と呼んでいます。
 例えば一歳児くらいだとまだ言葉がうまく出ないわけです。そういう時期にテレビやビデオによって大量に視覚情報をインプットされると、その過激な光刺激が脳に影響を与えて、運動系の言語中枢である「ブロウカの言語中枢」も、 感覚性言語中枢である「ウェルニッケの言語中枢」もうまく形成されないといった現象が起きてくる事がわかっています。その結果、極端な例では三歳になっても話せない子供もいる。それくらい脳への影響が大きいわけです。

右脳の臨界期は三歳
 脳の臨界期というのは「脳の発達過程の中で、言語や視覚などの能力獲得に重要な役割を持つ時期。生後間もない一定期に生涯で一度だけ訪れる。 そのとき経験した外部環境に適応する為、脳神経回路の組み替えが柔軟に行われ、臨界期を過ぎると脳神経回路は固定されてしまう。」
(平成15年8月24日「産経新聞」の一面トップ記事より)
こんな家庭もありませんか?
ゲームをしながらものを食べる。
要するに食べ物に対する興味をなにも示さないというのはまずいと思います。やはり視覚的なものも必要ですし、旬のものも味わうという感覚も非常に大事です。 それから、固い物を食べるというのは咀嚼運動で咬筋の収縮を伴いますから、化学伝達物質のセロトニンが出てきて脳の働きをよくするのです。
 セロトニンとは、不安やパニック状態を引き起こしそうな時、平常心を保つ調節的な役割を果たす物質です。つまり、脳の働きを調節するものです。
例えば、運動しないでゲームばかりやっていて、ゲーム脳になっている子供は
目の周りに力がなくなり、顔にもハリがなくなって、しまりのない顔になります。逆に外で大勢の子と遊んだり、運動する子は目に輝きがあり、顔もしまってキリッとしています。 また、セロトニンは幸福感や母性愛の源だと言われています。セロトニンがないと不安になったり、イライラしたり、色々な問題が起こってきます。
 頭が疲れてボーっとしたような時に、散歩やジョギングをすると頭がスッキリして表情も良くなることがあると思いますが、やはりセロトニンが脳の働きを調節しているからです。

改善策を家族で真剣に考えなくては
テレビやビデオを何時間も見たり、テレビゲームや携帯型ゲームを長時間やっているという状態が問題だと言われています。色々な殺人事件など共通して言える事は命の尊厳さなど教えられていないということです。
 再発防止という事を考えれば、テレビ、ゲーム、ビデオ、あるいは携帯を含めて、その時間を極力減らしてあげる。ゲームやパソコンの世界で色々な事をしても心は育ちません。やっぱり外に出て友達といろいろ体験したり、読書の時間も確保したいものです。
子どもは大人の鏡
子どもは、批判されて育つと  人を責める事を学ぶ

子どもは、憎しみの中で育つと  人と争う事を学ぶ

子どもは、恐怖の中で育つと  オドオドした小心者になる

子どもは、憐れみを受けて育つと  自分を可哀想だと思うようになる

子どもは、馬鹿にされて育つと  自分を表現できなくなる

子どもは、嫉妬の中で育つと  人をねたむようになる

子どもは、引け目を感じながら育つと  罪悪感を持つようになる

子どもは、辛抱強さを見て育つと  耐える事を学ぶ

子どもは、正直さと公平さを見て育つと  真実と正義を学ぶ

子どもは、励まされて育つと  自信を持つようになる

子どもは、存在を認められて育つと  自分が好きになる

子どもは、努力を認められて育つと  目標を持つようになる

子どもは、皆で分け合うのを見て育つと  人に分け与えるようになる

子どもは、静かな落ち着きの中で育つと  平和な心を持つようになる

子どもは、安心感を与えられて育つと  自分や人を信じるようになる

子どもは、親しみに満ちた雰囲気の中で育つと  生きる事は楽しい事だと知る

子どもは、周りから受け入れられて育つと  世界中が愛であふれている事を知る

ドロシー・L・ノルテ

磐田ライオンズクラブは、地域社会の環境、福祉、青少年の健全育成向上のために活動しています。

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